愛知万博で話題沸騰!!

真鯛と金魚が共存可能ナノバブルの正体とは!?

2005.06.16 THU

海水魚と淡水魚の衝撃的な出会い。「愛・地球博」でフツーでは考えられない水槽が話題沸騰中だ。なんと、その中では鯛と鯉が一緒に泳いでいるのだ! 嫁と姑もビックリの彼らの長期同居を可能にしたのが、様々な分野から注目されている“ナノバブル水”。

ナノバブルとは直径が1 (1マイクロメートル:100万分の1メートル)に満たない超微細な気泡のこと。

元々、このナノバブルよりも微細ではない(直径50 以下)“マイクロバブル”というアワがありまして、これは養殖業などの場でお魚の酸素欠乏防止に役立っていました。通常のアワが、水面に上がっていくと、表面で弾けて消えてしまうのに対し、マイクロバブルは、比表面積が大きいため、水中で溶解しながら上昇。最終的には完全に水中に溶け込んでしまう。これにより水中酸素濃度が上がり、水中から酸素をお魚さんが摂取しやすくなったのだそう。

このたび、独立行政法人産業技術総合研究所と(株)REO研究所が共同で、そんなマイクロバブルを圧壊させて、生物の細胞レベルまで入りこめるほどに気泡の微細化(ナノバブル化)に成功! そんな細胞レベルにまで入り込むナノバブルが溶け込んだ水のおかげで冒頭の魚の共存も可能になったという。しかし、現在のところナノバブルの詳しいメカニズムについては、謎に包まれているという。研究者の産業技術総合研究所の高橋正好氏も「(水槽の中で2種類の魚が生きているのは)酸素ではなく、ナノバブルの存在そのものが細胞レベルに影響を与えているのではないか」と、『日経ナノテクノロジー』の取材のなかで答えている。

弱った魚を急速に回復させたり、冒頭の夢の同居生活を実現したり。ほかにも、消毒や殺菌効果もあり、医療や食品工業での活躍も期待されているなど、大きな可能性を秘めた目に見えぬ小さな泡。今後も目が離せませんね。見えないけど。

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