カニみたいなエビ、水嫌いな魚…

東京近郊の水族館で見られるユニークな生き物たち

2005.06.16 THU

後ろ足2本で直立不動の姿勢をとるレッサーパンダ、風太君(千葉市動物公園)がお茶の間の人気をさらって以来、日本中の動物園や水族館が「こんなんもいまっせ!」と芸達者な動物のPR合戦を始めている。風太君が立つまで何時間も待ってた報道カメラマンもいて、ほんと、ご苦労様です!

特別な芸をしなくても、存在自体がユニークな生き物って、探してみると結構いる。カニみたいなビジュアルが話題になったのが、新江ノ島水族館の「ゴエモンコシオリエビ」。尾を腹側にくるんと折り曲げていて、体長は6cmくらい。温泉のような熱水が噴き出す場所に生息しているため、釜茹での刑に処された石川五右衛門にちなんでつけられたというのだが、高温なところでは生きられない。熱水は上昇するため、噴き出し口の周りの温度は実際には低いのだ。

「沖縄の海で採集された貴重な深海のエビで、他では見られない」(新江ノ島水族館)

魚なのに水の中が苦手なのが「タマカエルウオ」。水がかかると、ぴょんぴょん跳ねて逃げるなんて、ちょっと笑える。湿り気のある岩場にピタッとはりついている。「タマカエルウオは皮膚呼吸に依存している部分が大きく、水の中では生きられないが、全く水気のないところでもダメなんです」(葛西臨海水族園)

いまは日本全国で第3次水族館ブームなのだそうだ。4月に品川プリンスホテル内にオープンした「エプソン品川アクアスタジアム」は、照明や音響が凝っていて、館内でお酒も飲める。コンセプトは「夜型のオトナのエンターテインメント」。横浜中華街にできた、「よしもとおもしろ水族館」には、「ギャグ水槽」があったり、案内芸人の「おさかなボーイズ」がいたりする。「マンザイウオ」の捕獲に懸賞金をかけたこともあり、吉本興業らしいアイデアが満載だ。

動物園も水族館も、「攻め」の時代。人間様の行列に、動物もびっくりしてることでしょう。

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