新山千春の津軽弁がネットで大反響

方言をしゃべる女の子がかわいいのはなぜなのか?

2005.08.04 THU

女子高生のあいだで方言がブーム、といったネタを新聞やテレビでよく見かける。渋谷センター街の女子高生たちがケータイの方言サイトで北海道から沖縄にいたるいろんな地方の方言を仕入れ、独自のおしゃべりやメールを楽しんでいる――というやつね。

この現象の真偽と分析は社会学者におまかせするが、しかしここにきて方言の味わいが再認識されているのは確かなようだ。いや、より正確にいえば、「方言をしゃべる女の子」が再評価されているのである。

たとえば、それを裏づけるのがテレビ朝日の深夜番組『マシューTV』で、地方出身のアイドルが方言丸出しで家族と電話で話したりする看板コーナー「なまり亭」は、深夜にもかかわらず常に14~15%の高視聴率をマーク。なかでも、「どうしても食べてぇのさ~」と津軽弁丸出しでしゃべりまくった新山千春にいたっては、番組放映以降「めちゃくちゃかわいい!」とネットやブログで大反響を呼んだくらいなのだ。

考えてみると、『うる星やつら』のラムちゃんの新潟弁をはじめ、昔からマンガや映画や小説にも方言をしゃべるヒロインが数多く登場した。そしてなぜか、彼女たちの方言に胸が高鳴り、わけもわからず「かわいい」と叫んでしまうのである。だけど、じゃあいったいなんで方言をしゃべる女の子はかわいく見えるのか。コラムニストの中森明夫氏はこんなふうに分析する。

「それはその女の子がかわいいからでしょう(笑)。でもおそらく、女の子の方言がいいのは、それが本音のように感じられるからだと思う。だから小説やドラマでは博多弁の女の子とかを必要以上に登場させたがる。特にアイドルの方言には、アイドルになる以前のピュアな部分が感じられるし、ある種のお宝感もあるから」

男には垣間見ることさえできない女の子たちの本音――。方言をしゃべる女の子にはそうしたファンタジーがあり、だからこそわれわれは彼女たちの方言に胸を高鳴らせてしまう…のかもしれない。

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