奈良・大和郡山の「金魚すくい選手権」

昨年度優勝者に聞く金魚すくいの極意とは!?

2005.08.18 THU

夏といえば祭り。祭りといえば金魚すくい。ご同行の浴衣女子の前で颯爽とすくえば、「きゃー、ワタシのハートもすくってー」という嬌声が聞ける…かどうかはわかりませんが、まあそれなりに盛り上がるはず。でもアレってけっこう難しいんですよね。

というわけで、金魚すくいの“達人”にその極意を聞いてきました。達人とは、奈良県大和郡山市で金魚グッズなどの土産物店「こちくや」を経営する下村康氏さん(60歳)。彼こそが、同市で11年前から開催されている「全国金魚すくい選手権」の昨年度団体戦優勝者だ。団体戦の場合は3人1組となり、1枚のポイ(すくい網)で3分間に何匹すくえるかを競う。下村さんチームは昨年、106匹をすくってみごと栄冠を手にした。
「まず、ポイに水圧がかからないよう、20度から30度の角度で静かに水に浸けます」(下村さん)。最初に紙の全体を濡らしておいたほうが破れにくいんだとか。ちなみにポイは、昔ながらのウエハース製に代わってプラスチック枠に和紙を張ったものが現在の主流となっている。「短時間でたくさんすくうには、水面近くをゆっくりと動く小さめの金魚を狙うのがコツ。動きが止まった瞬間に“頭”からさっとすくうんです。金魚が暴れるのは尾なので、こうするとポイが破れにくいですね」(同)。

他にも「ポイの表側(紙が貼ってあるほう)ですくう」「金魚は暗い場所に群れを作る習性があるので黒っぽい上着がよい」など、次から次へと開陳される極意の数々。深い…。深すぎる…。

下村さんが金魚すくいにのめり込んだのは9年ほど前。土産物店の店頭に1回50円で金魚すくいができる水槽を置いたところ、大会前には全国から“強豪”たちが練習に集まるようになったという。

最後に、持ち帰った金魚を長く飼う秘けつを聞くと、「一度塩水で泳がせると病気予防になります。水道水は一日置いて塩素抜きを」(同)とのことでした。

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