1体平均10万円。値段も質も美術品

ガンプラを製作代行する匠の集団がいた!

2005.09.22 THU


ガンプラの144分の1ガンダムの目が、どうしたって塗り分けられず、以降プラモと名の付くものとは距離をとって生きてきたクチです。

そんな「ガンプラ思い残し症候群」が主なクライアントという、ガンプラ製作代行サービスなるものが人気を博しているとか。
「5年前ヤフオクで、完成されたマスターグレード(以下MG)の『グフ』が2万円で出品されていたんですね。それで試しに自分が作った同じ『グフ』を出品したら、4万円で落札いただけまして。それまでガンプラは『自分で作ること』を楽しむものだと思っていたんですが、このことで『完成品を買いたい』という人がいることを知りました」

と語るのは、ガンプラ製作代行集団「ネットモデラーズ」主宰の、パパモデラーさん(以下パパ氏)。昼間は普通の会社に勤務する34歳、1児の父だ。

ホームページとヤフオクで注文を受け付け始めるやいなや、「ひっきりなしに依頼がきた」。当初ほとんど1人で製作していたが、これではもたないと、同じくオークションで活躍する敏腕モデラーたちに声をかけ、現在の10名ほどの体制に。

気になるガンプラの製作料は、MG1体で10万円前後! 最高30万円という仕事も。もちろん「ただきれいに作るだけなら他でもできる」(パパ氏)。クライアントの好み、思い入れ、似せたい作例などに沿って、パーツを伸び縮みさせるのは当たり前。場合によってはパテから新造パーツを彫り起こすことも。しかし、メンバーのほとんどが仕事持ちのため、製作は深夜か週末。納期は3カ月から半年になってしまうとか。

「お客さんのこだわりにはとことん付き合います。納品も、梱包からパッケージ、レターに至るまで菓子折りのように送るんです。お待たせする分、届いた瞬間からワクワクしていただけるよう心がけています」

もはや「儲けを無視した匠の境地」というパパ氏。いやあ、金さえあれば、思い残しさえ補完できるんですね。お金のないぼくは…やっぱ作るっきゃないか。

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