廃液が地球を救う??

暮らしにも環境にも優しい注目の「EM技術」とは??

2005.10.06 THU

自分の手を汚さずエコに協力する…なんていうと、すごくダーティな感じだが、最近じゃそんな都合の良い“せっけん”があるっていうんだから驚き。

使えば使うほど身体も環境もきれいになる“魔法のせっけん”として注目されているのは、天然へのこだわりで有名な洗剤メーカー「シャボン玉せっけん」から発売中の「シャボン玉EMせっけん」シリーズだ。従来の製品に「EM」という成分を加えることで、廃液に環境浄化作用を加え、洗浄力もアップさせたという。

「EM」とは、「Effective Microorganisms(有用微生物群)」の頭文字をとった造語で、簡単に言うと乳酸菌のように環境や人体に有益な働きをする微生物の集まりのこと。日本生まれの技術で、発明したのは琉球大学の比嘉照夫博士。元々は、ケミカルな農薬の替わりとなる土壌改良材として開発されたものだったが、腐敗や酸化を強力に抑えるEMの能力が明らかになるにつれ、建材や健康食品などさまざまな分野で応用されるようになった。

費用対効果の高いエコ技術として、海外ではすでに高い評価を受けており、先のスマトラ大地震による津波で被害を受けた地域の消毒や土壌回復に活躍したほか、現在では130以上の国々でEMの技術が利用されているという。発祥国の日本ではイマイチの知名度だったが、昨年から始まった道頓堀川の浄化プロジェクトを筆頭に、各地で本格的な導入が進んでおり、自治体での公式な導入も始まっている模様。環境に優しくしかも効果が強力なんて、虫が良すぎる話にも思えるが、それが本当ならまさにノー文句だよねえ。

環境によいものは使い勝手が悪いなんて、もう昔の話。今回紹介のEMをはじめ、近ごろはこうした環境と生活の両方に優しい技術や製品が多数登場している。意識せずとも、環境に優しい暮らしができる時代が、一日も早くやってくるといいですね。

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