渋滞のイライラも軽減?

各種割引やカード年会費無料でETCの利用者が急増

2005.10.13 THU

高速道路のノンストップ自動料金システム「ETC」の利用者が急増している。平成13年のスタート以後、昨年までの利用率は20%前後と低迷気味。ところが今年に入ってぐんぐん伸び始め、9月の利用率は47.2%に。ETC車載器の登録件数も9月10日現在、累計で831万件に達したという。

普及の理由は、ETC利用車限定の各種料金割引が大きい。高速道路各社が全国で導入している「深夜割引」では午前0時~午前4時の通行料金が30%引き。大都市圏対象の「早朝夜間割引」や地方圏の「通勤割引」も特定時間帯が50%引きと大変おトクなのだ。国土交通省によれば、ETC利用車の3台に1台が、こうした時間帯割引制度を活用しているとか。そのうえ、5万円を前納すれば8000円分の割り増し利用ができる「ETC前払割引」もある。

もうひとつの追い風は各カード会社のサービス強化だ。ETCの利用には専用のカードが必要だが、各社が相次いでカード年会費の無料化、スピード発行などのサービスを導入してきている。こうした動きをリードしてきたOMCカードでは昨年4月には年会費を無料化、10月には首都高速道路とタイアップし、大黒PA(横浜)でETCを約1時間程度で即日利用可にするサービスをスタートさせている。

「年末年始、ゴールデンウィーク、お盆などの利用直前に思い立って加入する方が多いですね。現在も土日を中心に好調にカードの申し込みが増えています」(オーエムシーカード広報IR部次長・平野浩彦さん)

また、三井住友カードやJCBカードも年会費の無料化と各種サービスなどが功を奏し、発行枚数はともに100万枚を超えた。

ちなみに前払割引は12月20日の受付分まで。それ以後は利用金額に応じたポイントが通行料金に還元されるマイレージサービスに移行する。車載器の価格も平均1万円前後に下がった今、高速道路を頻繁に使う人は早めに入っとくべきかも?

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