ただの空想では終わらない

東大の研究者が描いた50年後の未来予想図とは?

2005.10.20 THU

「週末は宇宙の支社まで出張か…」これはただのSF物語のワンシーンではない。東京大学の研究者が発表した未来予想図に描かれている50年後の未来なのだ。

「先生、3次元サッカーなんてどうですかね? 無重力状態で宙に浮かびながら…」

和気あいあいとした雰囲気のなか、未来プロデュースプロジェクト研究会によって未来予想図は創造された。この研究会は、それぞれ研究領域の異なるプロフェッショナルによって構成されている。ひとつの未来の形を提示することで多くの人に未来を想像してもらうことが目的だ。

宇宙ステーションまで直結しているエレベータ、車輪のない車…。あなたがアニメや映画で見たことのあるような未来が、そのまま未来予想図に描かれている。しかも、科学技術により説明づけることができるのだ。そこがSFとは違うところ。

例えば、動物の神経運動レベルの情報まで感知できるセンサーと、そのセンサーから得られる、宇宙規模の情報を処理できるコンピュータが開発される。これを、あなたの愛犬の首輪に組み込めば、会話することだって可能になるのだ。

「日本人はある物事を分析するのは得意。しかし、ゼロから創造して、その実現のために前進していくような演繹的な考え方は苦手とされています。そこで、実現可能であろう50年後の未来を研究者に提案してもらったんです。こんな未来があったらいいな、そこから始まる科学もいいじゃないですか」と語るのは、東京大学産学連携本部の高須和祐さん。

現在、製品化されているような携帯電話や壁掛けテレビ、それらは科学者の夢や空想から生まれたもの。新しい未来を作り出すためには、夢が必要であるというわけ。

まずは将来の全体図を想像して、なにができるのか考える。なんだか僕らの仕事にも応用できそうだ。秋の夜長、でかい夢でも想像してみますか?

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