来年の元旦は1秒長くなる

4年に1度ではありません「うるう秒」ってなに!?

2005.10.20 THU

来年の元旦は1秒長くなるって知ってた? 実は「うるう秒」が世界中で一斉に採用されるのだ。

世界標準時は、地球の自転・公転による時刻(天文時)と、セシウム原子が出す高精度な信号による原子時計の時刻(原子時)を基に決められている。天文時と原子時とでは誤差が生じるが、これを±0・9秒以内にしなければならない。このズレを調整するのが「うるう秒」である。

前回のうるう秒は99年の元旦だが、過去のデータを見てもこの調整時期には一貫性がない。それはなぜなのか? 日本標準時の管理を担う(独)情報通信研究機構日本標準時グループに話を聞いてみた。

「天文時は、地球の内部や天候、地殻変動など様々な理由で微妙に変わるので、うるう秒の調整時期には一貫性がないのです。具体的には、来年元旦の午前8時59分59秒のあとに60秒をカウントし、世界で一斉に時間を調整することになります」(グループリーダー・高橋幸雄氏)

たかが1秒でも、電子時刻認証(タイムスタンプ)やネット取引、電話代、ヤフオクなどでも影響がありそうだけど…。
「電波時計等に時刻情報を提供している標準電波、放送局等に時刻をお知らせするテレフォンJJY、ネットワークを利用したコンピュータの時刻合わせに使われているNTPサービス、タイムビジネスに向けた時刻情報提供サービス等、各種日本の標準時サービスについて、正しく調整された時刻を皆様にお届けします」(高橋氏)

一方、NTT時報案内はどうなるのだろう? 59秒のあとに“60秒”が挿入されるという噂もあるけれど、ホントにそうなら聞いてみたいなぁ…というわけで、NTTに問い合わせてみた。

「100秒前(8時58分20秒)から、100分の1秒ずつ時間を遅らせて、9時ピッタリに調整します」(広報部・築野氏)
そんな方法で調整するとは! でも、明確な“1秒間”(うるう秒)がないのは少し寂しいような気が…。   (パンチ広沢)

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