ワニのフン、アカシア、動物の腸…

こんなものまで使ってた!?避妊法トリビア、あれこれ

2005.12.15 THU

猿と人間の違いは何か、と問われたら、どう答えればよいだろうか。火をおこせる。言葉を使う。はたまた文明がある。そもそもあんなに体毛は生えちゃいない等々、違いを挙げればそれこそ無限に答えはある。しかし、もっとも端的に違う面を挙げるならば「発情期」がないことだろう。

人は動物ほど「性」に関して慎ましくはない。決まった時期だけ「発情」するなんてことはなく、いつでもスタンバイオッケー。なぜ、そうなったかは考えてもはじまらない。それはともかく、やたらと妊娠していたら大変だ、ということで、古来より避妊具は熱心に考案されてきたのだ。

古代エジプトの文献によると、最も古い避妊具は「ワニのフンを糊状にしたもの」であるらしい。古代人の想像力は豊かだ。精子は酸に弱いため、ワニのフンのなかの酸性物質が効く、と経験則にならったのだろう。現在の避妊溶剤と同じ原理だ。いちおう精子を塞ぐ役割も果たしただろうし。他にこの手のものには、ゾウのフン、アカシアの木をすりつぶしたもの、などがある。

精子の侵入を物理的にふさぐ、という発想のものには、羽毛、紙、スポンジ、ロウソクのロウなどが挙げられる。何という頼りないもので…とあきれるが、知恵を絞ったのだろう。18世紀には動物の腸を利用した、コンドームの始祖というべきものが誕生している。当時は梅毒という性病が流行しており、性病予防という面においてもコレに勝るものはなかった。

安全性に優れているのは、現代においても変わらない大事なことだ。日本人のコンドーム着用率は、世界でも特に高いという。これは、パートナーのことを大切に考えている人が多いとも受け取れるわけで、日本男児は優しいんですよ、じつは!

少子化が問題視される昨今だが、望まない妊娠や性病は避けたいもの。きちんと“家族計画”を立てて人生を謳歌しようじゃないですか。数千年に渡る人類の悪戦苦闘にこたえるためにも。大げさか。

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