「キャンパスノート」が昨年で30周年!

表紙や中紙のデザインがどう変わってきたかわかる?

2006.01.12 THU

コクヨS&T(大阪市)の「キャンパスノート」が昨年、発売30周年を迎えた。皆さんもずいぶんお世話になったのでは。あの表紙を見るだけで、青春時代のあれこれが走馬灯のように脳内を駆けめぐるというものだ。

ところで、あの控えめなデザインはいつの時代も不変…と思っていたら、じつは代替わりのたびに様々な改良が施されていたって知ってましたか?

発売開始から累計17億冊を出荷し、現在、ノート市場で約15%のシェアを占める「キャンパスノート」の変遷を順に見てみると、初代の発売は75年。糸綴じでモノトーンの「大学ノート」が中心だった時代に、無線綴じの色つきノートとして登場した。価格は90円。はがき1枚10円の時代だ。83年の2代目では“Campus”のロゴを意匠化。91年にはロゴを大きく縦に配置、この3代目で通産省(現経済産業省)のグッドデザイン賞部門賞を受賞している。

もう改良の余地はないだろうと思っていた00年。100冊以上の使用済みノートを回収し、使われ方を分析したところ、背の綴じ部分が破れている場合が多かった。

「すぐにクロスを丈夫なものに変更し、接着剤に樹脂を入れて補強。また、縦の仕切り線を引きやすいよう上下の罫に目印のポイントをつけました」(広報・平岩和夫さん)。これが4代目だ。

以後、ユーザーの声を吸い上げるかたちで、05年には裁断面を斜め(かつ上半分と下半分が逆向き)にカットしてめくりやすくした「パラクルノ」を、また「約半分のユーザーがページ右側に余白を残している」という調査結果を踏まえて、ノートの横幅を33mm狭くした「スリムB5」といったアイデア商品を次々に発売する。

「ペン先の走りやすさ、インクのにじみ具合を考慮しつつ、筆記具の進化とともに中紙も変えているんですよ」(同)

ああ、なんて奥深き世界。紙とノリだけのシンプルな構造も、“ノート言える日本”の技術が結晶した製品だった。

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト