鉱石ラジオは果たして音が出るのか!?

アキバの「ハンダルーム」で懐かしの電子工作を体験

2006.01.26 THU

ハンダ付け専用ルームに行ってきた。昨年12月、電子部品などを専門に扱うマルツパーツ館の秋葉原2号店としてメイク館がオープン。その2階にあるのが電子工作用の専門スペース「ハンダルーム」だ。

ルーム内には10人分の作業机が並ぶ。1階の店舗で売っている電子工作キットを作ってもいいし、他店で購入した部品などを持ち込んでもOK。さて、何を作ろうかと1階の売場を眺めていて目に止まったのが鉱石ラジオキットだった。やや時代を遡りすぎている感もあるが、完成して音が鳴ったときの喜びを想像しつつ購入。

今回特別に指導してくれたのは、ハンダ付け歴34年の高見豊氏。土日に開かれている電子工作講座の講師でもある。

「デジカメ、携帯電話など身の回りの電化製品に必ず組み込まれている電子回路。これを作るうえで欠かせないのがハンダ付けという作業なんです」(高見氏)

手順は、1.部品の両端に付いている針金を直角に曲げて基盤の穴に差し込む 2.基板の銅箔と部品の脚の間にハンダゴテを当てる 3.そこにハンダを押しつけるようにして溶かす 4.余分な針金をニッパーで切る…ハイ、できました! が、お手本と比べると溶接跡の形も光沢も明らかに違う。

「美しいと言われるのは裾野がなだらかに広がる“富士山”型。色が濁るのはコテを長時間当てすぎているせいですよ」(同)

ふだんは出ないほどの集中力でガンガン付けまくる。奮闘すること30分、ついに完成。アンテナ線を手近の金属につないでダイヤルを回すと…先生、聞こえません!

「このへんは障害物が多いし、そもそも鉱石ラジオは感度が低い。屋根のアンテナに直接つなぐとたぶん聞こえるはず」(同)

なるほど。作り上げた達成感の方を大切にしよう…。利用者は電子工作マニアから会社帰りのビジネスマンまで様々。料金は工具のレンタル料込みで1時間800円だ。「アフター5はカラオケ感覚でハンダ付け」というのも新鮮かも。

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