お天気キャスターも日々翻弄されている

気象庁も予測できなかった寒波・大雪の原因とは?

2006.02.02 THU


いやー、毎日寒い日が続きますな。あまりの寒さに筆者などは外出を控えているのだが、部屋にいてもその寒さを痛感する。なんでも昨年12月の平均気温は東日本(関東甲信越、東海、北陸)で平年より2・7度、西日本(南西諸島を除く近畿以西)で2・8度低く、1946年の統計開始以来、最も寒いらしい(気象庁発表)。いったい、この異常気象の原因は何なのだろう?

1月4日の気象庁発表によると、12月の寒波・大雪の原因は「非常に強い寒気が断続的に流れ込んだため」とある。寒気の中心気温は氷点下42度だが、この温度自体はそれほど珍しくはない。問題は気温ではなく「断続的」の部分だ。民間の気象情報会社「ウェザーニューズ」の予報士で、現在テレビ朝日系列「スーパーJチャンネル」のお天気コーナーを担当している今村涼子さんにそのへんを聞いてみると…

「北半球の気象に影響を与える寒気は北極付近でため込まれた後、中緯度に向かって放出されます。このサイクルを『北極振動』と呼びますが、今冬は寒気の放出期間が例年よりも長いんです」

さらに、偏西風が例年よりも南寄りに蛇行して吹いているため、通常ならば北海道付近をかすめるように過ぎていく寒気が広く西日本上空まで覆うようになった。これが今冬、全国的に寒くなった原因だ。

でも、11月の長期予報だと今年は暖冬だったはず。なぜ、予報は外れたのだろう?

「北極振動の仕組みはまだ解明されていませんし、偏西風の動きを予測することも非常に難しいんです。気象庁では当初、2月の平均気温は平年並みか、やや高めという予報でしたが、1月20日発表の1カ月予報では平年より低めとなっています」

ちなみに、今村さんがテレビに出る際の衣装は、その日の寒さを的確に伝えられる服装を、毎日スタイリストと相談して決めているとのこと。ということは、冬将軍の“気まぐれ”に翻弄される日々はこれからも続きそうですね。

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