誘拐事件で大活躍

刑事ドラマにもよく出てくる「逆探知」ってどうやってるの?

2006.02.09 THU

「もしもしっ、うちの子はどこにっ!!」。緊張の一瞬。被害者家族の横にいる刑事がつきたての餅を引っ張るように無言で送る“伸ばして伸ばして”の合図…。誰もが一度は観たことある刑事ドラマでよく見かけるシーン。

昨年、宮城県で生後間もない赤ちゃんが病院から誘拐される事件が起きた。幸いに犯人は逮捕され、赤ちゃんも無事に家族の元に戻った。そんななか、事件解決にひと役買ったのが電話の「逆探知」。言葉だけなら『太陽にほえろ!』のおかげでよく知ってるけど、実際にどうやるかはチンプンカンプン。“伸ばして伸ばして”の合図はあるのか。「逆探知は?」の声に仲間の刑事が「失敗です!」とか「成功です!駅前の…」なんて言ってますが、成功と失敗を左右するのはなんなのか? そもそも「逆探知」とは、どうやるのか。

「固定電話の場合、どこから電話がかかっているかは、電話会社のセンターがすべて把握しています。だから警察が電話会社に問い合わせすれば逆探知は一発です」(月刊『ラジオライフ』編集長 赤澤剛さん)

あれ?ドラマじゃよく失敗してた気が…。

「失敗していたのは電話交換機がアナログの時代。当時は、電話会社の職員が電話がどこからどこにつながっているかを見て回って確認する必要がありました。だから、会話時間が短いと確認ができないんです。今は全てデジタル交換機なので、回線状態をコンピューターが瞬時に把握します。携帯電話や海外の電話会社を経由すると少し違ってきますけど」(赤澤さん)。

なるほど、だから長く話させるわけか。あ、気になることを忘れてた。あの“伸ばして伸ばして”の合図は本当にあるのか。

「ドラマと同じようにやってましたよ、メモ用紙に“伸ばして”と書いたりもしました」(元警視庁捜査一課長・田宮栄一さん)

ホントだったんだ…って知ってどうする! とにかく「逆探知!」と電話の向こうで叫ばれないようにマジメに生きようっと。

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