あの勇姿は“仏像がモデル”なの??

日本じゃ知られていないウルトラとタイの関係とは?

2006.02.16 THU

「天気のいい日は布団を干す!」と、夕焼け空に誓った世代(古すぎ?)ならずとも、心躍るニュースでしょう。日本を代表する怪獣退治の専門家集団、ウルトラマン一族の業績をたたえ、なんと約29億円の巨費を投じ、彼らの故郷であるM78星雲をイメージしたテーマ・パークがつくられる、っていうんですよ…タイのアユタヤに。

なぜにタイ?? と思った人も多いでしょうが、もちろんこれには立派な理由が。実はタイとウルトラマンの間には、非常に深い“縁”があるんです。

その発端は、初代ウルトラマンが誕生する以前のこと。当時、映画留学生として来日していた、ソンポート・セーンドゥアンチャイさんという人が、シリーズ生みの親である円谷英二氏に師事したことがきっかけで、その後タイにウルトラマンが伝わった、というわけ。もちろん、今やタイではウルトラマンのことを知らないチビッ子なんて、ほとんどいないばかりか、日本人だって知らない、タイ独自のウルトラマンたちも活躍しているとのこと。ちなみに先のソンポートさんは、タイでは「ウルトラマンの造型を提案した人物」として知られており、「ウルトラマンのモデルはタイの仏像」というのが、タイっ子の“定説”なんだとか(日本では異論もある)。

なお。真面目な話を補足しておくと、現在のところ、ウルトラ・シリーズ(一部除く)の海外における版権は、ソンポートさん率いる制作会社「ツブラヤ・チャイヨー」のものとなっており、日本の円谷プロダクション側と、タイの法廷で争っている最中。資金援助の見返りに海外での使用権をもらった、とするソンポートさん側の意見が争点となっているようだが、いずれこの裁判の決着がつかなければ、タイの「ウルトラの国」はオープンしないんだとか(完成は09年の予定)。真相はともかく、ソンポートさんの“アユタヤより愛をこめ”た取り組みがお蔵入りにならぬよう、平和的解決を願うばかりですね。

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