末はノーベル賞候補!?

プラナリア研究で女子高生が科学のオリンピックに出場

2006.03.09 THU

プラナリアって生き物をご存じですか? 知らないですよね。でも大丈夫、大半の読者は知らないと思うので。

実はこの生き物、1匹を半分に切り離してもそれぞれが再生して2匹になるという、すごい再生力の持ち主で、GIという個体に至ってはすでに何十万匹にもなっているのだとか(もちろん最初は1匹)。とはいえ見た目はいかにもナメクジ風なので(写真参照)、女子に見せても「きゃ~j」より「ギャーッ!」といわれそう。だがしかし。こんなプラナリアを研究している女子高生がいるんです。

学校の生物室でR25取材班を迎えてくれたのは、下山せいらさん(17歳)。ヘンな生き物を研究しているようには見えない、かわいらしい女の子だ。

「プラナリアを研究してるって友達に言っても、なかなか通じないんです。ナメクジっぽいやつとだけ言ってごまかしてます(笑)。中学生のときテレビでプラナリアを見て、つぶらな瞳に惹かれました。ただ、瞳といっても光の方向がわかる程度なので、見えないのにどうやってエサを探すんだろう? という疑問がわいたんです」

その疑問を研究にかえた下山さんは、研究成果を「プラナリアの摂食機構」として発表。昨年の日本学生科学賞では文部科学大臣賞に輝き、さらに今年5月にアメリカで開催されるISEF(国際学生科学技術フェア/昨年は45カ国1500人が参加、優秀者に贈られる賞金・賞品の総額は3億円以上)の日本代表高校生に選ばれている、未来の科学者のタマゴなのです。

取材では論文の中身もうかがいましたが、すっかり理科離れした筆者の脳みそには…(お察しください)。しかし、オトナとしてなにか気の利いた感想を言わねばと思い、いつかはノーベル生物学賞ですね、と伝えると
「ノーベル賞に生物学賞はないですよ(笑)」。し…失礼しました!(恥)

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