20年間に及ぶ執念の研究により…

そんなトコにあったのか!?ウナギの“出生地”ついに判明!!

2006.03.30 THU

ついにウナギの“出生地”が明らかに! といっても。大半の読者には、このニュースのすごさがわからないんだろうなぁ。ウナギって、浜名湖とかで生まれるんでしょ? なんて思ってるんだろうなぁ。

全然そうじゃないんだよ。ウナギってのは本当のところ、非常にミステリアスな生き物なの。一般には川などの淡水で生活していると思われがちだが、実際に淡水にいる期間は一部だけ。卵から孵化し少年時代を過ごす間と、いいオトナになって恋(交尾と産卵)をする、人生のゴールデンタイムについては、つい最近まで「広い海のどっかでヨロシクやってるらしい」くらいの知見しかなかったのである。という次第で改めて。そんなウナギ(今回はニホンウナギ)の出生地が特定された、と聞いたらば…ホラ、今度は感心したでしょ?

その偉業を成し遂げたのは、東京大学海洋研究所の塚本勝巳教授を中心とする研究チーム。なんと都合20年間にも及ぶ航海の末、孵化直後のニホンウナギの捕獲に成功。グアム島の北西約200kmの海中にある「スルガ海山」がウナギの産卵場のひとつ、ということを突き止めたのである。これにより謎だらけだったウナギの生態解明に大きな進展が期待されるだけでなく、これまでは小さなウナギを沿岸で捕まえ育てるくらいしか方法がなかった、ウナギの養殖にも革新の期待が持てる、という。

ときに。なぜウナギは「スルガ海山」なんてヘンピな場所で産卵をするんですか?

「なぜ海山か、ということについては、まだよくわかっていない点が多いのですが、その理由のひとつとして地形が考えられます。ウナギは新月にあわせて産卵するのですが、オスとメスのウナギが新月を待つ際に、待ち合わせの目印や隠れ場所にもなる、海山の複雑な地形が役立っているのではないでしょうか?」(海洋研究所・青山さん)

つまり広い海の中で、海山が格好のデートスポットになっている、と。なんともロマンチックな話だなぁ。

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