化粧品売場からネイルサロンまで

男の“プチコンサル”が女性マーケットに進出中!

2006.04.13 THU

化粧品売場。それは女の聖域。完全メイクの女性美容部員が醸し出すタダならぬ気配に、これまでは足早に通りすぎるのが常だった。先日、“男性”美容部員を発見しました…。

おお、珍しい!と思って調べてみると、例えば98年に米から日本に進出したボビイ ブラウンでは、全美容部員の5分の1にあたる38人が男性。日本橋タカシマヤで働く立岩睦規さん(26歳)もその一人だ。この仕事に就いたのは約1年前で、前職はなんとシステムエンジニア。

「以前から興味があったので、思い切って仕事を辞めて通信制のメイクスクールで勉強。卒業時には都内のデパートを回って、見知らぬ男性美容部員に片っ端から就職相談しました(笑)」(立岩さん)

彼はお客さんを“彼女”だと思って接しているという。女性の心をつかむコツを聞いてみると、「唇の形がきれい」という具合にピンポイントでほめることだそう。男性からはなかなか言われないセリフなので喜ばれるらしい。他にも、資生堂は00年から男性美容部員の採用を開始。現在は28人いるが、やはり「男性の視点からアドバイスできるのが強み」(同社広報部)だ。

また、男性ネイリストの数も増えてきている。長谷川隼人さん(22歳)はスクールを卒業後、20歳で渋谷のネイルサロン「ネイル プラージュ」に就職した。

「長い時で3時間向き合うわけですから、トークはやはり重要。ファッションの話題は女性目線で、恋愛相談などは男性目線で意見を言いますね」(長谷川さん)

一方で、「女性が安心して来られる環境作りが大事。現に、マンションの個室で始めた男性スタッフ一人のサロンはすぐにつぶれました」(『ネイルMAX』編集部・江戸 勝さん)という難しい一面こそあるが、男性ならではのメリットは多そうだ。

技術はもちろん、女性に対する“プチコンサル”の腕も日々磨く男たち。今、歌舞伎町のホスト以上に女心を知り尽くしているのは彼らかもしれない。

関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト