本日は、絶好のプラズマ日和です

きみは宇宙天気予報を知っているか!?

2006.04.27 THU

午前6時。けたたましく鳴る目覚まし時計を止めテレビをつけると、いつものお天気お姉さんが今日一日の予報を告げている――。「本日は5メガ電子ボルトの高エネルギー電子フラックスが活発で太陽風による地磁気嵐も発生しております。ご注意ください」

SF映画のワンシーンではありません。この記事は“現実の”宇宙天気予報のお話。現在、独立行政法人・情報通信研究機構(以下NICT)のHPでは宇宙天気予報を公開しています。といっても普段耳にする「最高気温が」「降水確率が」というものではなく「磁気嵐が」「プロトン粒子は」など素人には「?」なものばかりで、実はお天気お姉さんも登場しません。それに宇宙の天気となると、さすがに縁遠い感じがしますよね。

「電気を帯びた太陽風が人工衛星に影響を与えることもあるんです」と教えてくれたのは、NICT平磯太陽観測センター長の秋岡さん。人工衛星といえばGPSや衛星放送など僕らの生活に身近なもの。いったいどんな影響が?

「衛星の電子回路に誤作動を起こす、衛星自体が帯電~放電して故障するといったことが挙げられます」

うわぁ、もし車を運転中に慣れない場所でGPSが止まったら…。

「太陽風が発生したからといって、GPSがいきなり止まることは起こりにくいので大丈夫ですよ」

よ、よかった。安心しました…。宇宙天気予報は通信・放送といった衛星を運用する会社のほか、地球の外側に広がる電離層を利用した通信を行うアマチュア無線家からのニーズが高いのだとか。

ちなみに太陽は約11年周期で活動の強弱を繰り返していて、今度は2010年から12年ごろ活発になるそう。そのときは僕らも“ある現象”を見つけられるかも。

「オーロラです。前回は長野や京都でも見られましたが、街が明るい東京では見つけにくいかもしれませんね」

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