東京の街を走るのにピッタリ!?

素人の発想を生かした自転車「TOKYO BIKE」が人気の理由

2006.06.08 THU

東京の街をイメージして作られた自転車「TOKYO BIKE」が、若者を中心に人気を博している。その評判は口コミで広がり、今年のモデルも断続的な入荷待ち状態だ。いったいどんな自転車なのか? その生みの親、金井一郎さんに話を聞いた。

「先輩が自転車の販売事業を始めたので、その流れで何となく脱サラして自転車のパーツ会社を作ることになって…。ただ、会社名を決めるとき、『TOKYO BIKE』という名前がふと浮かんで、いっそのこと自分の手で自分の欲しい自転車をつくってしまおう、と。いま思えば、我ながら無鉄砲でしたね(苦笑)」(金井さん)

いちから企画された自転車といっても、ひとつひとつのパーツは本格仕様だ。例えば、細いタイヤは路面との抵抗を減らして走りやすいよう設計されている。タイヤは細いほどパンクしやすくなるが、「東京の道路はかなりきちんと舗装されているので、マウンテンバイクのような太いタイヤは必要ない」と金井さんはいう。

さらに、フレームは一般的に使われるアルミではなく、しなやかな乗り心地で衝撃を軽減できるクロモリフレームを採用。総重量10・5kgという軽量化に成功した。一般に自転車は軽いほど値段が高く、10kgのマウンテンバイクなら20万円は下らないが、TOKYO BIKEは3万8000円~。見た目もシンプルでオシャレだ。

実際にTOKYO BIKEで街を走ってみると、これが想像以上に快適。上り坂も立ちこぎせずにスイスイ進む。

「自転車づくりのプロは、軽さとスピードを重視します。でも私は、東京の街の変化や季節の変わり目を楽しめる自転車づくりにこだわった。結果的に、この素人的発想が良かったのかな」(金井さん)

仕事に追われる毎日では、季節の移り変わりを感じる余裕すらなくなってしまう。TOKYO BIKEは、そんな若者たちの東京生活を応援してくれるアイテムなのかもしれない。

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