ぼちぼち切り替え…な人は必見

ICチップ搭載の新世代パスポートが登場

2006.06.08 THU

国際的な犯罪組織やテロ集団など、昨今の悪人は極めてグローバル。偽造パスポートによる不法な出入国も後を絶たない。それら不正行為を防止するために登場したのが、指紋や眼球の虹彩などで本人確認ができる生体認証技術を取り入れ、機械による本人確認に利用可能な「IC旅券」だ。日本でも今年3月20日より申請受付が開始された。

見た目は従来と同じ冊子型だが、中央に国籍や氏名、生年月日等の身分事項、本人の顔写真をデータとして記録した非接触型ICチップが組み込まれている。所持者の顔と記録された画像データを照合することで、顔写真の貼り替えや、そっくりさんによる成りすましも見抜けるというわけだ。

記録する画像は、旅券申請書に貼付された写真から取り込むため、手続き等はこれまでと変わらない。従来より顔の占める割合を大きく撮影する必要があるが、写真サイズも同じだ。手数料はICチップの実費分として1000円値上がりし、5年有効旅券が1万1000円、10年有効旅券が1万6000円となる。

もちろん今ある旧型パスポートも、期間内は当然有効。無理にIC旅券に切り替える必要はないが、戦後の旅券発行数の推移を見ると、平成8年が623万6438件と群を抜いて多く、前後の7年、9年も580万件超。有効旅券数の75%が10年旅券なので、計算上、そろそろ期限切れという人は多いはず。

パスポートの不正使用は、持ち主が意図していなくても発生する可能性がある。盗難などでパスポートが悪者の手に渡ると、知らないところで何人ものアナタが世界各国を飛び回っている…ということも。このIC旅券はそういった被害を防ぐ目的でもあるので、残存有効期間が少ないなら早めに切り替えてしまうのも手だ。

もうすぐ待ちに待った夏休み。今年は安全・安心のハイテクパスポートで、危機管理バッチリの華麗な海外バカンスを堪能してはいかが?

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