走り梅雨、迎え梅雨、暴れ梅雨、送り梅雨…

「梅雨」の雅な名前を覚えて風流なオトコになる!

2006.06.15 THU

上では「梅雨が明けると夏本番」なんて言ってますが、とりあえず当分は長雨の季節。洗濯物は乾かないし、傘を持ち歩くのはめんどくさいし…。でも、ちょっと待ってください。雨ってなかなかオツなものなんですよ。

そもそも、ひとくちに「梅雨」といっても、その時期や降り方によって10以上に細分化されるって知ってましたか?

『雨の名前』(高橋順子=文 佐藤秀明=写真/小学館)によれば、梅雨入り前のそれっぽい天候は「走り梅雨」、本格的な梅雨入りに先がけて2、3日降るのは「迎え梅雨」というそうで。そして、梅雨後期の集中豪雨は「荒梅雨」「暴れ梅雨」、最後期に雷をともなって強く降るのが「送り梅雨」、明けたと思ったら、また戻ってきて降るのが「返り梅雨」「残り梅雨」。

どうですか? 「梅雨だね」の一言で済ませるよりは、「おや、戻り梅雨だね」のほうが渋いでしょ。あ、オトコ気雑誌『R25』読者の皆さんには、その名の通り「男梅雨」なんてのもオススメ。ザーッと烈しく降ってはサッとやむのを繰り返すという、梅雨業界の快男児です。

「日が照っているのに降る小雨を“狐雨”というんだけど、最近の若い人たちは知らないみたい。私は小さいころ、お祖母ちゃんから教えてもらったのよ」(高橋氏)

なるほど。核家族化は“声に出して読みたい日本語”の伝承も止めているようで。

「ウチの庭にサトイモを植えているんだけど、大きな葉っぱの上をころがる雨露をぼんやり見ているのが楽しいの」(同)

他の季節でも、「甘雨」(草木にやわらかく降り注ぐ春の雨)、「秋霖」(初秋にしとしとと降る雨)、「風花」(初冬の晴れた日、降雪地から風に乗って舞い降りてくる小雪や小雨)などなど、雨には雅な名称がたくさんあるんです。

デジタル全盛の21世紀こそ風流な男がモテる。いま勝手に決めました。そこで一句。「フられてもキミに気持ちが残り梅雨」。どうでしょう。ダメですかね。

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