尿意! 歯痛! 早漏!

ガマンできない生理現象、何を妄想してやり過ごすべき?

2006.07.13 THU

走行する電車内で急に尿意をもよおした!」「麻酔をかけていても、歯の治療の痛みがガマンならん!」「異性との行為の最中、彼女がまったく満足していないのに、果てそうだ!」。人間、生きていれば、生理的な身体の欲求、ストレスに耐えなければならぬ場面は往々にして訪れる。結局、それは生理的なことだけに、本人にとっては、どうにも避けがたい由々しき事態である。

だから我々は、その身体の暴走を可能な限り押しとどめ、精神力で何とか乗りきろうと涙ぐましい努力をする。いったいどんな妄想でやり過ごしているのか。リサーチしてみたところによると、突然の尿意の場合「無意味な計算問題を、ひたすら設定して解き続ける」「神にすがる!」。歯痛の場合「膝をつねって痛みを分散させる」。異性との行為の最中の場合「お母さんの顔を思い浮かべる…」などの意見が寄せられた。みなさん苦労してるのねえ。

精神科医というフィールドを越え多方面で活躍する名越康文先生はこう指摘する。

「まず、自分でガマンの限界と思っていても、大概、本当の限界はまだ先にある場合が多いんですよ。とりあえず、それを認識したほうが精神的にはいいですよね」

まだいける、自分を信じろと(笑)。では、どんな妄想が効果的なんでしょうか。

「要は、現実世界から空想世界に意識を向けて紛らわそうってことですよね。悪い空想は、悪い感覚を呼びさまし、不幸な現実を引き起こす、という三段論法があるんです。だから、いざという時に使える、とっておきの楽しい空想世界を持っている人は強いですね。コツとしては、視野の上半分あたりにイメージを作って、タイミングを測り、その世界の側にスッと入っていく感じを掴めると逃避しやすい」

じつは現実は虚構かもしれない、という域まで至れば完璧だと(笑)。なんだか哲学的なところまで話が及びましたが、それでも物理限界はある。過度なガマンは、できる限り避けましょうね。

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