残暑見舞い申し上げます

ホタルの光と高級線香花火で夏の名残を楽しむ

2006.08.31 THU

この号が出るのは8月31日。もう夏も終わりだ。休みなく働きどこにも遊びに行けなかった人、お盆休みもただの「寝盆」となった人、単に暑さで出不精になった人など、この夏を満喫できなかった読者も少なくないのでは? かくいう筆者もその一人。うーむ、手近なところで夏のキブンだけでも取り戻せないものだろうか。

「スイカ」「かき氷」など夏の風物詩を思いつくままネットで検索してみると、国産線香花火「大江戸牡丹」がヒット。なになに、一つひとつ手作りで一般の中国産に比べ数十倍の値段にもなる高級さ…と。コレだ!(心の声:「国産+高級」が女子への誘い文句になりそう)。さっそく花火を買って夜の公園へ! と思ったが、まだほかにも何か夏を感じさせるものはないかとしばしネットで物色したところ、「ホタライト」を発見。2種類の粉末を水に溶かし混ぜ合わせるだけで、ホタルの発光を再現できるキットとのこと。ホタルの光に照らされての線香花火ってのはイイな~。では、いざ花火とホタライトを手に夜の公園へ! …いや待て。国産線香花火の見どころってなんだろう? 花火問屋の山縣商店(台東区蔵前 www.hanabiya.co.jp/)に伺った。いわく、火花が散る状態の変化がポイントなのだとか。

「着火すると赤く丸い玉ができる。これを『牡丹』といって、ぐっと力をためている状態。やがてパッと力強く火花が出はじめる。これが『松葉』で、人にたとえれば、仕事にも就き元気ハツラツなころ。松葉が散らなくなると『柳』。壮年期ってとこかな。そして最後が老年期にあたる『散り菊』。菊の花のような細い線が出るのが特長だね」(山縣常浩社長)

静かな夜の公園で人生になぞらえた線香花火の儚い火花を見つめていると、「今の自分って『松葉』みたいに輝けてんのかな…」と神妙な心持ちに。夏の名残にしっとりと線香花火、みなさんもいかが?

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