みんな自分の家紋知ってる?

美しき日本の文化家紋を語れるオトコになる!

2006.09.21 THU

先月、結婚した際に生まれて初めて紋付はかまを着用した。鏡に映る自分の姿を感慨深く眺めてたら、ふと気がついた。家紋ってそもそもなんなんだ!? というわけで新婚生活もそこそこに、日本家紋研究会会長・千鹿野茂さんに聞いてみました。

「名字と家紋は密接な関係があり、名字は家を文字で表したもの、家紋は家を図形で表したものなんです。起源についてはいろいろな説がありますが、いまから約900年前の平安時代末期に、公家が他家と区別する目印として用いていた文様を、牛車に描いたことから転じたのが始まりだといわれています。その後、鎌倉時代に武士が旗や陣幕に印を付けたようです」

家紋とよく混同されるものに西洋の紋章がある。この二つは、個人やグループを識別するために発生したことや戦場で使用されたことなど、共通点が多い。だが決定的に違うのが、日本の家紋は家を単位にし、西洋の紋章は個人を単位にしているところだ。紋章は、親子兄弟でも厳しく区別し異なったものを用いるのが慣例になっている。

そんな家紋だが、残念なことに現代における家紋の存在意義は、非常に薄いものになってしまっている。

「現在、自分の家の家紋を知っている人は50%といわれており、若者においてはその数が20%まで下がってしまいます。しかし、家紋は900余年という歴史を持ち、美術的にも優れた世界に誇るべき文化的遺産です。このすばらしい日本独特の文化をなくしてしまうべきではないと思います」(同)

もし、自分の家紋が分からない場合は、親族に尋ねたり、墓石を調べるなどさまざまな方法がある。自分のルーツを辿ることにもなるので、決して無意味なものではないはず。さらに家紋には規制がないため、独自の家紋を新しく作っても問題は起こらない。つまり、自由にデザインしてオリジナルの紋を作ることもできる。家紋を過去の産物と考えずに、調べたり新しく作ってみてはいかが?

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