できなくてもがんばる姿が人気

エプソン品川アクアスタジアムの“ダメイルカ”に癒されたい~!

2006.09.28 THU

水族館の花形といえば、華麗なジャンプや曲芸を披露してくれるイルカ。ジャンプ力は6mを超え、泳ぐ速度も最高で時速45㎞に及ぶ。しかし、05年4月にオープンしたエプソン品川アクアスタジアム(港区)には、逆に運動オンチの“ダメっぷり”が人気のイルカがいるという。

名前は“ラッキー”君。背ビレが草刈鎌のように見えるカマイルカのオスだ。彼がどれくらい“ダメ”かというと、仲間のイルカが6mのジャンプを楽々とこなすのに対して、彼は3mがいいところ…。立ち泳ぎをすると溺れているように見えてしまう…。尾びれで立って水上をバックする芸はできない…。

これじゃあ引退させられてしまうのではと心配したくもなるが、あきらめずにがんばる姿がかえってお客さんの感動を呼び、今では同水族館のアイドルに。噂を聞きつけた親子連れやカップルのみならず、スーツ姿のサラリーマンもショーを見に来るんだとか。会社での自分の姿に重ねているんでしょうか。いずれにせよ“ダメイルカ”ちゃんが入場者数増加に大きく貢献しているのだ。「ラッキーは覚えるスピードがほかのイルカより遅いだけ。成功をほめてあげることで、毎日少しずつ進歩しています。最初は人に触られるのさえ嫌がっていましたが、今では彼の方から寄ってきますよ」

と教えてくれたのは、ラッキーの調教を担当している同水族館のイケメントレーナー、土屋 祐さん(24歳)。

「失敗するとすぐに飽きちゃうイルカもいるなかで、彼には何度も挑戦する根性があるんですよ」(土屋さん)

ちなみにラッキーの年齢は推定10歳~12歳。イルカの寿命が40年弱だというから、人間でいえば25歳前後にあたる(まさにR25世代!)。仕事に疲れたら“ダメイルカちゃん”のショーを見て癒される。そんなサボり方もたまにはいいんじゃないでしょうか。  

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