18地域が新たに仲間入り

“ご当地ナンバー”スタートで泣いた地域・笑った地域

2006.11.02 THU

10月10日に(※一部を除く)「ご当地ナンバー制度」が導入されました。金沢や仙台、豊田など全国18地域のナンバープレートが誕生したわけですが、これって今までのナンバーと何が違うんでしょうか?

「これまでの地域名表示は、運輸支局か自動車検査登録事務所がある87の地名が使われていました。今回導入された制度では、これに要望のあったなかから一定の条件をクリアした地域の名前が追加された、というわけです」と教えてくれたのは、国土交通省・自動車交通局の西田さん。なるほど。でもなぜこのような流れに?

「観光や町おこし、合併のシンボルなどにご当地ナンバーを役立てたいとする地方自治体からの要望が多かったんですね。そして検討を重ね、自動車登録に関する規則を一部改正し、導入が決まりました」(同氏)

 ご当地ナンバーが誕生してもうすぐ1カ月になりますが、効果のほどはいかに?

「金沢の名前をつけた車が全国を走ることで知名度がアップしますよね。ドライバーのマナー向上に努め、一台一台が金沢の走る広告塔になってくれればと考えています。また『金沢ナンバー』誕生記念イベントを開催するなど、地域の活性化にもつながっています」(金沢市都市政策局・宮田さん)

 しかし、すべてが順調というわけではないようです。例えば「会津ナンバー」は、交付窓口の利便性が悪く、申請台数が伸び悩んでいるとか。また、ナンバープレートによって運行状況や位置情報を把握するシステムを採用しているバスやタクシー業界などは、その変更にともなうコストや手間がネックとなり、反応は冷ややかな模様。市民に人気の高い「仙台ナンバー」でさえも市バスへの導入を見送っています。

 悲喜こもごものスタートとなったご当地ナンバーですが、今後の展開は今回導入された地域の様子を見て検討するとのこと。いつか東京23区にも、「品川」「足立」「練馬」以外のナンバーが登場するかもしれません。


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