狩猟者不足でエゾシカが大増殖!?

ハンターになるにはどんな資格と技術が必要なの?

2006.11.30 THU



撮影/熊林組
北の大地でエゾシカ狩り。獲物は真空パックでお持ち帰りできるほか、はく製化サービスもあり(家の暖炉に、本物の鹿首が飾れる)!

こちらは北海道中小企業家同友会釧路支部が企画した「ディアハンターツアー」。なんでも増えすぎたエゾシカが、農林業や交通に甚大な被害を与えているらしい。料金は登録料1万円に、地元ガイド付きで1日3万円。解体やはく製化は別途料金、と猟になじみがない身にはけっこうなお値段。

なにより、肝心の銃がなければ狩猟のライセンスもない。そもそもハンターになるにはどうすればいいのか?

「ざっとご説明しますが、まず『鉄砲所持許可証』の取得ですね。警察による審査もあります。それで銃と装弾が購入できるんですが、同時に銃と装弾を保管するロッカーも各々必要です。次に『狩猟免許』。さらに狩猟する都道府県の許可証『狩猟者登録証』も必要です」(上野のサカイ銃砲店さん)

…けっこう面倒で、お金もかかりそう。

「そこは銃砲店がフォローします。初期費用は、新品の猟銃込みで20~30万円必要ですが、中古なら10万円程度です」(同)

面倒見の良い猟友会に所属した方がいいとも。そこで若手ハンター育成に力を入れる品川猟友会にもお話をうかがうことに。

「ハンター不足は全国的な問題なんです。人間と動物の棲み分けを行ってきたのが猟友会。なのにほら、最近クマやイノシシに襲われる事故や、シカやサルによる農作物被害が多いでしょう。それも狩猟者を育ててこなかったから」(支部長の渡辺さん)

「ぜひ一度見学を」というわけで、関東の狩猟解禁日11月15日の鴨撃ちに同行することに。この日はまだ鴨の警戒が弱く、個体も多いので、一番楽しい日なのだとか。

そこで撃ち落とされたばかりの、まだ生温かい鴨を触わったのですが、ビビりながらも「お肉を食べることって、こうして生き物を殺すことなんだよな」と得心もし。

蘇る野性の感覚。ご興味がある方はぜひ、次代のハンターを担ってみては?


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