ペンギンがいるのは、どっち??

「南極と北極の違い」ってどれくらい知っていますか?

2006.12.21 THU


あまりにも壮大。かつ、あまりにもザックリとした発想ゆえ、ほとんどの人がスルーしている地球規模の疑問に、今回は挑戦しようと思うわけですよ。それ即ち!

「南極(圏)と北極(圏)は、どう違うの?」

というね…。文字にしてみると、まるで小学生レベルの質問なのだが、さて。両者の違いを挙げること、できます?

《南極には大陸があって、北極にはない》とか、《ペンギンがいるのは南極だけ。白クマ(ホッキョクグマ)がいるのは、北極だけ》みたいに、ごく基礎的な事柄なら知っている人もいると思うのですが、「南極と北極はどっちが寒いの?」なんて、超素朴な疑問の答えがわかる人いますかね!?

正解はズバリ南極。北極にある氷の厚さが平均10m程度なのに対し、南極大陸の上にある氷の厚さは平均2.5km!! そのため、冬の平均気温にも大きな差があり、北極が約マイナス25℃に対し、南極ではマイナス50~70℃にもなってしまう、というのだ。

「『南極の氷がすべて溶けたら?』というたとえがありますが、むしろ心配なのは海水温などの影響を受ける北極の氷。このまま地球温暖化が進めば、21世紀末には少なくとも半分以上の氷が溶ける、とも予測されています」(国立極地研究所・神田啓史教授)

ちなみに、今年は日本が南極観測を開始してから50年目にあたる節目の年なのだが。実は、こうした観測事業においても、両極の間には大きな“違い”があるという。

「南極条約により、どこの国にも属さないとされている南極大陸では自由な観測活動ができますが、北極圏はロシアなど必ずどこかの国の領域。そのため、冷戦期までは観測も難しかったんです」(神田教授)

日本で本格的な北極観測が行われるようになったのは、ここ十数年のこと。南極とよく似た環境である北極で比較調査を行うことで、新しい発見も期待できるという。似ている点も、違う点もたくさんある南極と北極。その違いがこれだけわかれば、君も極地博士の仲間入りだ!

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