ハイブリッド、ディーゼルバイオ燃料…

次世代カーのカギを握る“未来の技術”の主役は何?

2007.02.01 THU



イラスト:南後卓矢
環境とエネルギーの問題は今や自動車技術の進歩と切っても切れない関係。CO2削減や原油高など時代背景の後押しもあり、“省燃費で環境にやさしい車”はますます熱い視線を集めている。07年、最注目の自動車技術は何?――車情報に詳しい『カーセンサーエッジ』編集デスクの藤野太一氏に聞くと、返ってきたのはこんな答えだった。

「まずはハイブリッドカー。1月のデトロイトショー(北米国際自動車ショー)では、トヨタ自動車がついに最大マーケットの北米で販売する全車種をハイブリッド車にするという構想を打ち出しました。この春には日本でもレクサスのフラッグシップ『LS600h』が登場。5リッターV8エンジンとモーターの組み合わせによる高い加速性能と燃費性能を兼ね備えたモデルです。ハイブリッドに、新たに高級大排気量車という選択肢も加えられたということですね」

ご存知のとおり、エンジンと電気モータを組み合わせることで少ない燃料で走るよう設計されているのがハイブリッドカーだ。そして一方、やはり注目を集めているのが、“進化したディーゼル技術”だという。

「日本では乗用車の95%以上をガソリン車が占めますが、欧州では60%以上がディーゼル車。クリーンディーゼルの技術が進み、昨年末は日本へも高級ディーゼル車『メルセデス・ベンツE320CDI』が導入されたばかりです。欧米ではフォルクスワーゲンやM・ベンツの次世代ディーゼル“ブルーテック”の市販化が秒読み段階に。一方でディーゼルハイブリッド車の開発競争も激化。国内ではトヨタがディーゼル技術を持ついすゞと資本提携。この分野でも国産車の巻き返しが始まりそうです」(同氏)

さらに未来に目を向けると、木やワラ、エネルギー作物を原料としたバイオ燃料も次世代燃料候補として浮上中。世界中の自動車メーカーが急ピッチで開発を進めているという。木やワラを燃料にした最新カーが走る! それってちょっと楽しげな未来像じゃないですか。


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