発想力で、文具界に新風!?

文具のエポックメイキングは日本が震源地だった!

2007.02.08 THU

文具は生活の質を向上させる大切なツール。文具文化が成熟した国々は、総じて教育にも熱心だといわれている。

例えば、幾多の名門万年筆ブランドを擁するドイツでは、小学校の書き方の授業では万年筆を使い、子供用万年筆も発売されているほど。健康的で文化的な生活を営むためには、機能的にもデザイン的にも優れた文具たちが必要不可欠なのである。

もちろん日本にも数多くの文具メーカーが存在し、各々が工夫を凝らした文具を発売している。しかも不思議なことに、便利さを追求した“エポックメイキング”な商品は、日本が発信源であることが多いのだ。

その代表的傑作がゼブラの「シャーボ」。1977年に発売されたこのペンは、シャープペンシルとボールペンが一体化し、ボディを左右に回転させることで二種類のペンを使い分ける。『右に回すとシャープペンシル、左に回すとボールペン』というCMも好評で、4カ月で80万本も売れた。

二本のペンを持ち替える必要がないため作業もサクサク。ペンケースの中もすっきりするシャーボは、オールインワン・ペンの元祖ともいえる傑作であり、今では誰もが意識せずに使っているほど浸透している。

このシャーボが誕生30周年の今年、更なる新しい進化を遂げた。新シリーズである「シャーボX」最大の特長は、3種類のシャープペンシル、9色のインクと水性/油性や芯の太さの異なる総計17種のボールペンの芯をセレクトすることができ、さらに素材や質感の異なる9本のボディを組み合わせることで、自分だけのオリジナル・シャーボが作り出せるという事。“カスタム筆記具=万年筆の名前入れサービス”程度の認識しかなかっただけに、ペンの構成を自分で選ぶことで、使い勝手を追求するという発想には驚かされる。

普段目にする文具には、意外な歴史的傑作が紛れ込んでいる。しかも日本発とは嬉しいじゃないか。これを機に文具にもこだわってみてはいかがだろう。


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