銭形警部も出向(?)してたけど

インターポールって実際は何してるところ?

2007.02.15 THU

日本でひき逃げ事件を起こしたのに、捜査権の及ばない本国に帰ってしまった容疑者が、その国の司法によって代理処罰されることになった…なんてニュースが先日ありました。

で、ふと考えるわけですよ。インターポールは何してるんだと。そういう場合こそ、ルパンの銭形警部みたいな、世界の果てまで犯人追っかけてく国際的な捜査官の出番じゃないの? …なんて思ったら。実はインターポール職員には、国際手配の犯人を逮捕する権限が、基本的にないんですって。

「緊急時の身柄確保などを除き、実動的な捜査は、参加している184の国と地域それぞれの警察機関が担うべき役割とされています。インターポールは、あくまで国際犯罪者についての情報収集や提供、国際手配書の発行などを行う組織で、いわば事務系のお仕事がほとんどなんですよ。日本での窓口となる警察庁からも、現在4人の職員がフランス・リヨンの本部に派遣されていますが、やはりデータベースにかかわる情報の収集・整理に携わっているそうです」(警察庁関係者)

インターポールという呼び名は、テレタイプという昔の通信手段で使用された宛先略号なるものに由来する通称。正式には、ICPO(International Criminal Police Organization=国際刑事警察機構)というんだそうです。なるほどInter+Polなのか。

「映画やドラマなどでは、世界を股にかけた非常にかっこいい捜査官が描かれたりしますが、まああれはあくまでフィクションというか、ファンタジーのなかでのことですね。とはいえ、国際的な犯罪に対して、各国の捜査機関が連絡・調整をしあったり、盗難車両や盗難パスポート、国際手配被疑者など膨大なデータベースを整備・運用し続ける仕事もまた、地道ながら非常に重要なものだと思いますよ」(同)

実際、日本の捜査権が及ばない海外への逃亡犯には、外交ルート以外にはICPOを通じた働きかけしか存在しない。うむむ、お仕事がんばってください!


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