電話番号を調べるだけじゃない

タウンページを活用したマーケティングで探究心を養え!

2007.02.15 THU

20年ほど前、東京全域の電話帳を集めて「都内にある銭湯で最も多い名前は何か」を調べたことがある。1位は「松の湯」だった。あれからずいぶん月日が経つし、さすがに松の湯もトップの座を亀の湯や玉の湯に明け渡しているのではと思ってタウンページで調べてみると、今も1位は松の湯だった。

…って、いや、松の湯のことはおいといて、ここで話題にしたいのは電話帳=タウンページのほうなのだ。調べたいことがあるとき役に立つのはもちろん、何か企画を考えるときにとりあえず広げてみると意外にネタとして使えそうな情報があふれている。あるいは、そんな前向きな活用法じゃなくたって、眠れない夜のヒマつぶしなんかにもタウンページは結構使えると思うのだ。たとえるなら、引っ越す予定がなくても住宅情報誌を読むのが好きとかいうシュミを持つ人なら、この感覚、わかってもらえるんじゃなかろうか。

とくに日常生活に密着した情報を扱う「デイリータウンページ」を読むと、世の中には実に多種多様な職業やサービスが存在するんだなと実感できる。新しめなところでは「アロマテラピー」や「リフレクソロジー」など。名称で索引が引けるよう項目(職業名・サービス名)が設けられている。一方では「わら工品」「通船」「薪炭」「紋章上絵業」といった古い業種も載っている。どんな商売かわからない人も多いだろうが、わかる人にとっては貴重な情報なのだろう。

あと気になったのが「メイド喫茶」「メイドカフェ」という項目がないこと。それらは「喫茶店」か「カフェ」という項目に入っているのである。しかも喫茶店とカフェじゃカフェのほうが新興勢力のはずだが、メイド系のお店は「喫茶店」に載っている確率が高いようだ。このあたりの相関関係には複雑かつ微妙かつ混沌とした何かがありそうだ。という具合にタウンページを眺めることは楽しい。一度、手にとって開いてみることをおすすめします。


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