名城・宇都宮城が市民の力で復元…

ところで宇都宮名物「釣り天井」を君は知っているか!!

2007.04.26 THU

今年3月。“餃子の街”として、全国にその名を知られる栃木県宇都宮市(人口約46万人)に、あらたなシンボルが登場した。その威容から「関東七名城」のひとつに数えられるも、幕末期の戦乱により焼失してしまった宇都宮城が、市民の協力を得て一部復元されたのである。今回復元されたのは、富士見櫓や土塁…。

なんて。城やまち興しに興味がない人には、いささか退屈な原稿となっておりますが、今回このニュースを取り上げたのには、ちゃんとワケがある。実は、この宇都宮城には、R25世代の探究心をくすぐる、とっておきのエピソードがあるのです。

その名もズバリ、「釣り天井事件」! 

時は、元和8(1622)年。日光東照宮参詣の帰途にあった三代将軍・家光一行は、かねて予定されていた休憩のため、宇都宮城へと向かっていた。しかし、城主・本多正純が待つ宇都宮城には、将軍暗殺のために設けられた必殺「釣り天井」の仕掛けが! さて、家光の運命や如何に!!!

と、まさにスペクタクル感ふんぷんの釣り天井事件。はたして、将軍家光は釣り天井の餌食となったのか? そして、今回復元された宇都宮城にも、釣り天井が仕掛けられているのか?? など、高まる疑問の数々を、今回の復元に関わった市民団体の方に伺ってみると…。

「残念ながら“釣り天井事件”はまったくの作り話。名門だった本多家が、政変によりこの時期に突如失脚した史実が、誇張されたのでしょう。なので釣り天井の復元は、今後もないと思いますよ(微笑)」(「よみがえれ!宇都宮城」市民の会さん)

ですって。いささかガッカリ。とはいえ、「釣り天井ちらし」という駅弁や、ズバリ「釣り天井」なんて銘菓があったりと、餃子に匹敵するシンボルとして、今も宇都宮には釣り天井が生きている模様。このGWは、復元されたお城(一部)を眺めつつ、釣り天井伝説を偲ぶ…なんて、小粋に過ごしてみようかな?


関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト