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編集部のオオカミがぁ…日本オオカミ協会と出会ったぁ!

2007.04.26 THU

オオカミという動物からみなさんはどんな連想をしますか? 凶暴で獰猛、家畜を食い荒らし、人をも襲う。アニメで描かれるオオカミっていうのは軒並み「ずる賢くて、いじわるで嫌われもの」が定番。そんなオオカミを日本に再導入しようという試みがあることをキャッチ。編集部を代表して私、“大きい狼”が、日本オオカミ協会(以下、JWA)の方たちにお話を聞いてきました。

さっそくですが、オオカミってどうしてこうも嫌われているんですかね?

「牧畜が盛んな海外の多くの国では、それを襲うオオカミを害獣と見る傾向があります。日本は漁労と農耕が中心だったので、オオカミは他の獣から田畑を守る神のような存在でした。しかし、江戸時代に輸入された洋犬から広まったらしい狂犬病の恐ろしさや、明治以降、人が野生動物を乱獲したことで餌を失ったオオカミが家畜を襲うなど、人との対立が激しくなったことが、オオカミに向けられる目を変えてしまいました。西洋的な害獣観をそのまま受け入れた面も」(JWA 南部さん)

そんななか、シカによる生態系の破壊や、増大する野生動物による農林業被害を抑制する手だてとして注目されているのが、オオカミの再導入というわけ。

「JWAは、そんなオオカミに対する誤解と偏見を解きながら、生態を科学的に正しく伝え、本格的な日本での復活をめざして、国や自治体などに訴えていきます。先行する米イエローストーン国立公園のオオカミ再導入の事例に学び、モンゴルやポーランドでの調査経験を生かしつつ、各国のオオカミ保護活動にも貢献できればと考えています」(同)

人とオオカミの共存する社会。オオカミ再導入はその歴史をとりまく感情論だけでは足りないだろう。ただ100年前まで日本人とオオカミは共存していたこともまた事実。もちろんまだまだクリアすべき問題はたくさんあるけれど、オオカミの再導入、みなさんはどう考えますか?


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