『ゲゲゲの鬼太郎』実写映画化記念

作家・水木しげるの人間的深さに思いを馳せる…

2007.05.17 THU



写真提供/共同通信社
ゲッ、ゲッ、ゲゲゲのゲ。この春からテレビで『ゲゲゲの鬼太郎』の新シリーズが放映されたり、実写映画版『ゲゲゲの鬼太郎』も公開中ということで、妖怪ブーム再燃の兆しを感じません?

『ゲゲゲの鬼太郎』の作者である水木しげる先生は、絵の勉強をしていた21歳のころ太平洋戦争に召集され、ラバウルへ出征した際、爆撃を受け左手を失う(この戦争体験はその後の創作活動に強烈な影響を及ぼすこととなる)。復員後、紙芝居作家として発表した作品が『ゲゲゲの鬼太郎』のもととなった『墓場鬼太郎』だ。

その後、同作品で貸本漫画家へ転進し、60年代に『週刊少年マガジン』で正義のヒーロー鬼太郎へと路線変更。現在の『ゲゲゲの鬼太郎』とタイトル変更したのはテレビ放映の時だった。その他の代表作として『悪魔くん』『河童の三平』などの妖怪漫画を世に送り出し、妖怪漫画家として不動の地位を確立していく。

水木先生の人柄として、よく語られるのはマイペースや自然体な姿勢。そして戦争反対の熱い情熱を秘め、ロマンティストでもあるのだそう。余談だけれど、果物や和菓子が大好きで、最近のお気に入りはイチゴ大福なんだとか(笑)。

普段の水木先生はどんな方なんですか?

「穏やかです。先生がお怒りになるのは自分が“こう”と決めていたことが曲げられた時。穏やかから一転して、烈火のごとく怒ります」(水木プロ・スタッフ)

現代にも妖怪はいるんでしょうか??

「現代は妖怪が少なくなっています。なぜなら日本中どこでも電気がついていて明るいから。妖怪は闇が好きなのです。電気の普及とともに妖怪は死滅していった。妖怪にはろうそくとか行燈の光くらいがちょうどいい。電気をなくして闇を戻せば、妖怪はまたすぐに帰ってきます」(水木先生)

現在、初期~現在までの鬼太郎漫画シリーズ復刻版が発売中。テイストの違いを読み比べてみてはいかが?


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