こんな字、見たことありますか?

アナタの知らない凄い漢字の世界

2007.06.14 THU



出典は、①『中華字海』。②、③『大漢和辭典』。⑤『異体字研究資料集成一期九巻』。④は慶應義塾…
左図の漢字、読めますか? たとえば(1)。今という字っぽいけど、なんか変。でも、れっきとした漢字。じつは「陰」の字の古語なのだ。

漢字は、一般社会における漢字使用の目安として常用漢字(1945字)が定められている。そのほか、普段日本人が知っていて困らないぐらいの字数は、だいたい3000字程度。現在、パソコンなどで普及しているJIS文字コード規格に出てくる文字は1万字ほどだが、数多の字書(漢字を分類した辞典)を含めると、とんでもない種類の漢字があるのだ。

「沈魚落雁閉月羞花」というサイトを運営しているIshimizuさんは、上図のような「凄い漢字」を収集、紹介している。なんで、またこんなことを?

「漢字が好きなので、ヒマさえあれば字書を見て、漢字が逆さになっていたり、鏡文字になっていたり、記号っぽかったりする面白い漢字を探しています。(2)は“きょろきょろみまわす”と読みますが、意味はそのままです。漢字を見ただけでも、イメージが伝わりますね。そして、(3)は“ほねとかわとがはなれるおと”と読むんです」

普通に読めませんね…。これって本当に漢字なの? どこの国の言葉かもわからないけど…。国立国語研究所「言葉の電話質問」担当の山田貞雄さんに聞いてみました。

「常用漢字や、表外漢字字体表(常用漢字以外の一般の社会生活において使用する字体の標準を定めたもの)に示している漢字以外は、どれがどの国の漢字かを、国が認定するといった性質のものではありません。たとえば、授業で中国の古典を漢文で習いますよね。そのなかで使われている漢字は、もはや日本語とみなすこともできますよ」

ちなみに、慶應義塾大学が作成したといわれる(4)(まさにKO)、大勢の人の中で吐くという意味の(5)(おおいちざと読む)は、日本独自の「国字」。こうしてみると、漢字はまさに神秘文字。漢字圏でない人が、漢字をアートのように思ってしまうのも納得…ですね。


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