日本初のブラインドレストラン!?

暗闇での食事が修行になる!?お寺で“暗やミール”を体験

2007.06.28 THU

真っ暗闇のお寺にて、手探りで料理をいただく。それ、なんていうお化け屋敷? いえいえ、これは浅草・緑泉寺が不定期で開催するイベント「暗やミール」です。

「ここ数年ヨーロッパを中心に、視聴覚障害者の身になって食事をする『ブラインドレストラン』が話題でして、それを1年前に日本で初開催した」のが発起人であるNPO法人SIENの島田亮司さん。

みなさんも企業研修などで受けたことないですか? 人の声だけを頼りに目隠しで目的地まで歩く「ブラインドウォーク」を。

「実は、お坊さんの修行でも似たようなことをやるんですね」とは会場と料理を提供している緑泉寺の青江覚峰副住職。

「闇では主催者側を信じなくては食事できません。信じる。それが信心につながる」

また「視覚を奪うことで食事と自分とが1対1になる。普段ここまで食事に集中することもない。視覚以外の四感で食事することで何かに気づいていただければ」とも。

その何かを悟るべく、体験してみました。

この日の参加者は12名。基本ペアでの参加ですが、くじ引きで1人ずつバラバラの席へ案内されます。ギョエ~、一切の光源を排した座敷は、自分の存在さえあやうくなるほどの暗黒空間。そこで対面に座る他の参加者に挨拶するのですが! 暗くて不安だからか、表情が見えないゆえの安心からか、初対面なのに会話が弾む。みなさん和やかな雰囲気のなか、暗視スコープを装着した係の方が料理を一品ずつサーブ。

ネタバレになるのでメニューまでは記しませんが、暗闇の中でいただく料理は、どれも旬の味を活かした逸品ばかり。「あれ?」と思わせる楽しい工夫や、暗闇なのに季節にあわせた器を使うなど、調理担当の副住職のおもてなし心も満載。

自然と食材当てクイズ大会と化す会場。そういえば味覚に集中するときは、暗闇にもかかわらず目を閉じてました、自分。現在キャンセル待ちになるほど人気の「暗やミール」。一度体験してみては?


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