一体いつから? どうして夏にやるの?

この夏、夜空を彩る花火にまつわるモテる小咄

2007.07.05 THU

「あっ、あれは新色だ!」。花火を見に来た若い男女。そのうちの男が言った。

女「花火に新色なんてあるの?」

男「昔の夜空は暗かったから、国内の材料だけで作る地味な色の和火が映えたんだけど、今は夜でも明るいから海外の材料で作る洋火を使ったポップな色を開発してるんだ。さっきの水色もそう」

女「へぇ~」

男「最近は花火大会も予算が厳しくて、安い輸入花火に頼る部分も多いらしいよ」

女「花火というと日本のイメージがあるのに意外ね」

男「何を隠そう、世界最大の花火生産国は中国。日本の花火は高度だけど、人件費などが安い中国産に比べて10倍も値段がするんだ。海外でも高嶺の花なんだってさ」

女「日本の花火って値段はいくらぐらいするの?」

男「10号玉(1尺玉)で6万円前後が相場だね。世界最大の4尺玉は新潟県小千谷市の『片貝まつり』でしかお目にかかれないんだ。今年は9月9~10日の開催」

女「あっ、大きい! たまや~かぎや~!」

男「ちなみに玉屋、鍵屋は古くから続く花火業者の屋号。玉屋は鍵屋の暖簾分けなんだけど、江戸時代に大火事を起こして1代限りで廃業しちゃったんだ」

女「花火師になるのって大変そうね」

男「通常は玉貼り3年、星かけ(花火の光の部分)5年と、少なくとも8年間は修業が必要らしい。そういえば昨年、足利工業大学大学院に世界で初めて花火専門の煙火学専修が設立されて話題になったね」

女「そもそも、なぜ夏の夜なのかしら」

男「江戸時代に隅田川の花火が始まって、それが風物詩として定着したという説があるみたいだよ。ねぇ、それよりこの後どっかへ飲みに行かない?」

女「え!? 花火の音で全然聞こえない」

男(ああ…ウンチクだけでは恋の花火は花開かなかったか…)


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