パナマやオーストラリアで深刻な被害が…

「カエルツボカビ」が野外で確認カエルが消えるとどうなる?

2007.07.12 THU

ゲロゲーロ、ゲロゲーロ。日本の夏のフィーチャーアニマル、カエルくんたちに絶滅の恐怖が!?

海外で両生類に壊滅的な打撃を与えているという「カエルツボカビ」に感染したカエルが日本の野生下で確認された。両生類好き(私)が危機を感じる中、世間の反応は“冷静”というより、どこか冷ややか。人によっては「カエルって気持ち悪いし、別にいいんじゃね?」なんて言う始末。事の重さがわかっとらん! でも発見された感染カエルは発症・死亡してないとも。あれ? とりこし苦労? カエルツボカビに詳しい麻布大学の宇根先生、どういうこと?

「今回、野生下で感染が確認されたウシガエルや、元々の運び屋とされるアフリカ原産のツメガエルなどはカエルツボカビとの“付き合い”が長いので、耐性があると思われます。このことから“カエルツボカビの運び屋”とも言えますね。でも、これまでカエルツボカビに触れたことのなかったカエルの場合どうなると思いますか? 死滅という最悪の事態、とくに南西諸島にいる希少種へのダメージが懸念されています。かなり危険な状況なんです」

うわ、やっぱり大変だ。でも先生、人間社会への直接的なダメージを感じなければ、気にとめない人が多いみたい(泣)。

「天然記念物のことなら、もう少しは心配になりますよね? 例えばイリオモテヤマネコはカエルを主食にしている時期があるんです。その主食が絶滅したら…。というようにまずはカエルの捕食者への影響に始まり、食物連鎖に重大なダメージを与えます。もっと直接的なダメージを言えば、カエルは害虫も食べてくれている存在。温暖化による西ナイル熱などの伝染病の上陸が心配されていますが、その運び屋となっている“蚊”を捕食してくれているのも…」(同)

もうみなさんわかりますよね? カエル好きとか嫌いとかいう話で済まないことを。みんな、もう少し興味持ってもいいんじゃない? 冷血動物だからって、冷たくしないでけろ!


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