“父性”本能もあるとか…

“母性本能”がない!そんな女性もいるの?

2007.07.19 THU



イラスト:篠本634
先日、彼女がポツリ。「私、子供好きじゃないし、いわゆる“母性本能をくすぐるタイプ”にくすぐられないんだよ。母性本能ないのかな~」だって。バカな? 母性本能は、女性ならみんなあるでしょー? 無い人もいるの? だとしたら母性本能のない彼女との結婚…不安だなぁ、ボク。そこで早稲田大学・人間環境科学科教授である根ヶ山光一先生に聞いてみました。

「まず、男性に対して使われる“母性本能をくすぐる”というのは、実際の母性とは別のモノです。『弱々しく、甘えてくるものに惹かれ、助けてしまう』という行動が『未熟な子供を慈しみ、守ろう』という母性と似ているので“母性本能”と言ってるだけで、生物学的には間違いですね」

そうなんだ! じゃあ、本当の母性本能は、もとから女性に備わっているんですね。

「う~ん、母性というものは確かにありますが“本能”と言い切れるほど単純じゃないんですよ。たとえば、猿は赤ん坊を抱きますが、初産の場合は抱くことがちゃんとできない。つまり母性は“生物がなんの学習もせずに生まれつき備わっている本能”ではないんですね。もちろん子供に関わる能力の種は、女性にちゃんと存在してますが、経験によって花開く場合が大きいんです」(同氏)

母性の“種”は女性に備わっているものの、母性を刺激される経験がなければ、花開かないこともあるってこと?

「考えられますね。母性が花開くためには、子供や赤ん坊と接触するなどの経験が必要なんです。社会的な学習が多く必要なので。しかし、結婚や出産のような新しい経験をすることで、母性が開く可能性はありますよ」(同氏)

ちなみに、男女ともに子を慈しむ愛情の“母性”があるように、男性にも自転車の練習中に手を離すような、子を突き放す愛情、“父性”があるそう。ここは、愛するふたり、一緒にいろんな経験をして、互いの種を育てましょう。


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