最近、露出が過ぎやしませんか?

パンチラの歴史について夜通しマジメに語りたい!!

2007.07.19 THU



(写真提供/Getty Images/AFLO)写真提供/Miviestore Collection/AFLO
夏の終電。仕事や飲み会を終え、疲れ果てたOLさんが脚を開いて眠っている。ドキドキ…。

「最近の若い娘は恥じらいってもんがねえよな…。古きよきパンチラはよう…ヒック」

しかし、横に座る酔っぱらいのおじさんがこうつぶやく。ん? パンチラに、今も昔もあるんだろうか…。そして、昔のそれは、そんなによかったんだろうか…。

「昭和20年代の女性は、もっと脚を広げて座ってましたよ」と語るのは、パンチラを歴史的に研究した風俗史家の井上章一氏。

「もともと、パンツというのは『陰部を隠すもの』だったわけです。スカートの普及とともに広まった習慣です。女性の意識としては、『パンツを見られる』ではなく、『パンツで隠してるから大丈夫』だったんです」

これ、今とはだいぶ違った感覚だ。しかも、男も似たような意識だった。そのころの川柳に「つむじ風/惜しいがみんな/はいている」という作品がある。つむじ風でスカートがめくれるけど、みんなパンツをはいていて残念。ここからは、当時の男がパンチラをその程度に感じていたことが見てとれる。では、パンチラはいつごろからありがたいものになったのだろうか?

「昔のパンツはズロースといって、太ももまで覆う短パンのようなものでした。しかし1950年代後半に、面積が小さく、密着度の高いパンツが輸入されます。最初は売春婦の間で広がり、やがて一般女性もはくように。その性的な感覚に女性自身がスリルを感じ、恥じらいも増していきました。それにつられて男性のパンチラ欲も開花。この傾向は、60年代後半に起きた『ミニスカブーム』で決定的なものになります。そのおじさんのいう『古きよきパンチラ』とは、そのころのことを指しているのでは?」

つまり、パンチラを喜ぶのは、男の本能ではなく、形成された文化というわけだ。「パンチラにも歴史ありですね」「若えの、わかってんな!」。真夜中の最終電車に揺られながら、世代を超えてわかりあう男ふたりだった…。


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