軍のR&Dから生まれた最大の発明とは?

もはや完全にSFの世界!研究が進む日米“新兵器”ナウ

2007.07.26 THU

経済ニュースなどでよく目にする「R&D」といえば、企業における研究開発のこと。かつてソニーが、「エスパー研究室」なる部門を設けてた、なんてこともあったが、一般的にみて企業のR&D活動が“想像の範囲”を超えることは、あまりないだろう。しかし、これが国家の最先端技術が結集する「軍」のR&Dとなると…スゴイんだなぁ。

その最たる例が米国の場合。「エンガジェット・ジャパン(japanese.engadget. com)」などネットでよく話題となるため、ご存じの方もいるだろうが、米軍のR&D部門「DARPA(米防衛高等研究計画局)」で行われている研究内容をみると…

「自分の姿を隠す“透明マント”機能だけでなく、敵の攻撃を遮りなおかつこちらからは攻撃可能な《非対称透過シールド》」

「超小型誘導装置を内蔵し敵を自動追尾する、ライフルやピストルで使える弾丸」

「昆虫を操り偵察などに利用する技術」

などなど、もはや完全にSFの世界。もちろんすべて、実現レベル以前の基礎研究的位置づけなのだが、一応ナノテクなど現時点での最先端科学で“理論的には可能”とされる技術をベースにしているようだ。なお、こうしたDARPAによる研究内容の一部は、同局のサイトで公表されている。

ちなみに。日本の防衛省にも、R&D部門がちゃんとある。「技術研究本部(TRDI)」がそれだ。さすがに米軍ほどのトンデモ研究はないようだが、公表されている最新の「中長期技術見積り」を読むと、複数のロボットからなる地上防衛ネットワークや、人的被害を局限しつつ相手方の戦闘機能のみを喪失させる《指向性エネルギー兵器》など、いかにも未来っぽい研究が進められていることがわかる。完成品は見たいが、それが使われる世の中ってどうよ? と、複雑な思いが交差する、軍によるR&D。だが、ここから社会に役立つモノが生まれてきたことも事実。ちなみに、DARPAが生んだ最大の発明が、あの「インターネット」なのだ。


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