ペン回しが競技に!?

企業や大学も注目、ところで何かの役に立つの?

2007.08.23 THU

日本をはじめアメリカ、韓国、フランスなどで話題となり、東大の研究室や大手文房具メーカーも注目。今年7月には協会が設立され、競技化への道を歩みだしたものこそ、ペン回しである。

97年12月に世界初のペン回しに関するウェブサイト「私のペン回しの歴史」を開設したHIDEAKI氏は「昭和12年にはすでに鉛筆回しが行われていたという証言があります。鉛筆が普及し始めた大正時代に誕生したのではないでしょうか」と語る。

また、日本ペン回し協会の役員で日本を代表するスピナー(回し手)でもあるsunrise氏(17歳)によれば、協会設立は「まだ整備されていない競技レギュレーションを決定し、世界大会を開くための第一歩」とのこと。今回取材したwinter氏(16歳)、enot氏(18歳)のほか、協会所属者は全員が10代~20代前半の若者だ。

一方、このペン回しブームにいち早く目をつけたのが、文房具メーカー大手の『ぺんてる』。マーケティング部の来谷 元氏は言う。

「数カ月前から、社を挙げてサポートする体制を取っています。ゆくゆくはスピナーの方々の意見を聞きつつ、“ペン回し専用ペン”の開発にも取り組みたいですね」

同社はペン回し協会の総会にも記念品としてオリジナルペンを寄贈したそうだ。

ところでペン回しって何かの役に立つんだろうか? 脳波研究の第一人者で脳力開発研究所所長・志賀一雅氏はこう語る。

「指の動きを視覚や指の感触でフィードバックして、狙った通りの動きに修正しようとする連係は、脳の活性化や老化防止につながる可能性もあります」

ただし、大学で教鞭もとる同氏いわく「授業中にペンを回すのは先生に対して失礼な行為」。

ペン回しも他の競技同様、ルールとマナーにのっとって「芸術」の域にまで高めてもらいたいものですね。


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