地上1000m級も続々誕生?

超々高層ビルは高さ何mまで建てられる?

2007.09.13 THU



写真提供/AFP=時事
原油価格の高騰で潤う中東の都市、ドバイで「ブルジュ・ドバイ」という超々高層ビルが建設中。7月21日の段階ですでに高さ512.1mに達し、台湾にある「台北101」を超え世界一となった。完成すれば800m超ともいわれてるけど、そもそも建物はどのくらいの高さまで建てることができるの? 日本で一番高いビル「ランドマークタワー」を設計した三菱地所設計に聞きました。

「何mとはいえませんね。コンピュータ解析や建設資材の向上もあり、技術的な限界はないんです」。それじゃあ日本にも1000m級のビルが林立する日が来る?

「まず無理でしょう。超高層ビルと呼ばれる高さ60m以上の建物には通常の認可のほかに国土交通省の認可も必要になりますし、建築基準法以外に航空法や消防法。町ごとの景観に関する条例、地域住民の了解など多くの壁があります」(同)

しかし今、世界は巨大ビルの建設ラッシュ。中東やアジアはもちろん、アメリカでも世界貿易センタービル跡地に「フリーダム・タワー」が、クウェートでは1000m超の巨大ビル建設が検討されているとか。海外は超高層ビルの建設認可が簡単ってこと?

「地震や台風の影響を受けやすい日本の方が海外より難しいとはいえますね。また、技術や安全面はさておき、巨大なビルには莫大な資金が必要です。それだけ投資したビルは100年、もしくはそれ以上残せるものでなくてはいけませんから、今の日本で収益との兼ね合いがつく場所はめったになく、建てたいという建築主もいないのです」(同)。

なるほど、技術力よりも経済合理性がカギってわけか。

何がなんでも世界一高いビルにするため、ブルジュ・ドバイは開発当初からその正確な高さや階数が公表されていない。現段階での完成は09年6月30日。ビルの背比べは当分続きそうだ。


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