74年の運用開始以来、初めて改良!

アメダスって何をしてるの?33年ぶりに改良する理由は?

2007.09.13 THU

連日、酷暑が続いた今年の夏。出かける前に、天気予報をこまめにチェックしていた人も多いのではないだろうか? そんななか、気象庁は74年の運用開始以来、アメダスを初めて改良するという。え? 33年間も、同じシステムで気象を観測してたの?

「アメダスは、細かな気象情報を迅速に把握するために、気象庁が開発した〈地域気象観測システム〉の通称です。これまで、気温・雨量・風向・風速・日照時間のデータを取得してきましたが、今回の改良では最大瞬間風速のデータも取得するようになります。また、最高・最低気温の観測間隔もこれまでの10分ごとから1分ごとになり、より精度の高いデータを取る予定です。今回のアメダスの改良は、この観測要素を増やしたことなどをいっているんです」(気象庁観測部調査官・鈴木久さん)

全国約1300カ所に配備されているアメダスは、その語感から雨だけを観測するシステムと思われがちだが、約1300カ所のうち約840カ所は先にあげた雨以外の気象観測データも自動で気象庁に送信している。これらのデータから天気予報や様々な注意報が発令されるのだ。しかし、なぜこれまで観測しなかった最大瞬間風速を取得するように改良するのか。

「04年には過去最多の10個の台風が上陸し、大雨に加えて強風や突風により大きな被害がもたらされました。これまでアメダスで観測していた風速のデータは10分間の平均値のみでしたが、最大瞬間風速は平均値の2~3倍に及ぶときがあります。強風や突風による災害を未然に防止したり、少しでも被害を減らす目的で最大瞬間風速のデータを取得しようとしているんです」(同)

日本は様々な風土を持つ反面、自然災害が多発する国でもある。異常気象に対する関心が高まる昨今、詳細なデータをとることで、様々な注意報を適切に伝える役割も求められているのだ。今後、自然災害が最小限に抑えられることを期待したい。


関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト