冷やすと長持ちするとかしないとか…

身近なのに意外と知らない電球の明るい技術進化!

2007.09.20 THU



撮影/梶山真人
「電球は冷やすと長持ちするんだよ」と同僚がいっている。普段から怪しげな情報も多い彼だけど、いわれてみれば、冷やすと長持ちするような気がしないでもない。でも改めて考えてみれば、身近な電球のことも、意外と深くは知らないもの。そんなわけで、知られざる電球の世界を専門家に確認すべく、日本電球工業会の花田さんのもとへ。

「冷やしたら長持ちする? そんなはずないですよ。常温と同じですね」

やっぱり嘘だったのね…。でもそれなら、絶対に切れない電球とかはどうですか?

「電球の仕組み上、それは無理ですね。まず電球は中に入っているフィラメントを約3000℃に熱することで光を出しています。つまり高い熱がないと光はできないのです。そして、そのフィラメントに使っている物質が徐々に高温で溶けて蒸発して電球は切れてしまいます。蒸発しないようにするには温度を下げればいいのですが、それでは光りません。ちなみに白熱電球に限っていえば、もう技術的に限界まで来ていますね」

じゃあ、電球は何十年も前から何も変わってないってこと?

「いいえ、より経済的になるよう改良を加えています。例えば白熱電球と取り替えられる電球形蛍光灯があります。電球自体の価格は少し高いですが、使い続ければ電気代は3年間で約4700円(60W型の場合)お得になります。一般的な蛍光灯もさらに改良され、電気代が従来の5分の3程度になるHf蛍光灯も開発されています。現在はより省エネのLED(発光ダイオード)や、携帯電話のバックライト等に使われているEL(エレクトロルミネッセンス)を一般照明に利用できないか研究が進んでいるんです。電球業界はまだまだ夢いっぱいですよ(笑)」

なるほど、電球だけに未来も明るいってことで。ちなみに必要のない時はマメに電気を切った方が電球は長持ちするんだって。電気を大切にね!


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