「天空の城ラピュタ」でもおなじみの…

夢がつまった“空の船”飛行船で優雅に空を旅してきた!

2007.09.27 THU



撮影/富井昌弘
今年5月に航空運送事業許可を取得し、年内にも一般向け遊覧飛行サービスが開始されるとの噂もある飛行船「ツェッペリンNT号」。

飛行船といえば、胴体に広告をはりつけ、ふわふわ空を飛行する巨大なアレですね。かつては、ドイツのツェッペリン伯爵によって全長約240mの巨大旅客飛行船が開発され、豪華客船さながらの世界一周旅行などの旅客事業も展開されていましたが、1937年に「ヒンデンブルク号の悲劇」と呼ばれる炎上墜落事故が起きて以来、遊覧飛行はなりをひそめ、代わって広告宣伝が飛行船サービスの中心的役割となっています。

そんな飛行船が、最新技術で安全性と飛行技術を格段にアップさせ、再び空の表舞台に登場。こりゃ見逃せない! てわけで、「ツェッペリンNT号」に乗ってきました。

まず驚いたのが、離陸時の“ふんわり感”。ビューッと飛び立つ飛行機に比べ、かなり優しい感触です。機内の窓は大きく、眺める景色は常に絶景。また、小窓を開け、空の風を直接受けられるという夢の経験も。さらに、地上から広告が見える高さ(約300m)で飛行するため、眺める街並みがかなりリアル。自動車はもちろん、校庭で走り回る小学生だって確認できます。「あ、僕の会社!」「俺の家!」都内各所をめぐるため、俯瞰する街の様子に大興奮。そしていつしか「人間なんてみんなちっぽけな存在だ」なんて感慨に浸ってみたりも…。

「大きな船体がゆったりと空を旅する姿に、人はある種の『夢』を見るのだと思います。今、飛行船事業の中核になっている人たちって、かつての広告飛行船に憧れた子どもたちだったりするんです。ですから飛行船は、現在だけでなく、未来にも夢の種をまきながら飛んでいるのです」と語るのは飛行船研究家の天沼春樹氏。空の自由を体感し、「鳥になりたい」という永遠の夢すらも叶えてくれた飛行船。贅沢な旅だけど、乗ってみる価値は大いにアリかも。


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