口で呼吸できるのは人間だけ!?

鼻呼吸と口呼吸はいったい何が違うの?

2008.01.17 THU

ハァ、ハァ…。いや、コーフンしてるんじゃありません。風邪で鼻が詰まって、口で息をしてるんです。にしても、口で呼吸をしていると、なぜ苦しいのか…。『健康は「呼吸」で決まる』の著者、西原克成先生に聞いてみた。

「それは、口が本来は呼吸器ではないからです。ほ乳動物の中で、口呼吸ができるのは人間のみ。人間は、600万年前に言葉を習得し、しゃべりやすい構造に進化した結果、口で呼吸ができるようになりました。そもそも、口は食べ物を摂取する器官、鼻が呼吸をする器官。人間以外のほ乳動物は、気道と食道がつながっていないんです」

つまり、物を喉に詰まらせて呼吸ができなくなるのも、人間だけなんですね…。鼻呼吸と口呼吸は、どう違うのですか?

「鼻で呼吸をすると、空気が鼻腔、副鼻腔、内耳などにより浄化、加湿され、酸素交換しやすい状態になります。しかし、口で呼吸をすると、酸素交換が十分にできないだけでなく、口の中や喉に住み着いているばい菌をそのまま体内に取り入れることに。これらのばい菌は白血球に入り、体中にばらまかれてしまうんです」

口呼吸、怖ッ! 鼻呼吸を習慣づけるにはどうしたらいいのでしょうか?

「まずは、鼻呼吸を心がけてください。胸を張って姿勢を正し、思い切り胸に空気を入れて、お腹で息をします。物を食べるときは、口呼吸をしないよう口を閉じ、左右の歯を均等に使って30回以上噛むこと。寝るときには、柔らかい枕を使い、横向き寝、うつ伏せ寝をしない。また、普段から唇をテープなどで貼ったり、ひそかに赤ちゃん用のおしゃぶりを使うだけで、ずいぶん口呼吸を防げますよ。もうすぐ花粉の季節ですが、花粉症も口呼吸によってひどくなります。あまりにひどいときは、ドライヤーで鼻の周りの空気を温めると、鼻の働きがよくなりますよ」(同)

ドライヤーで鼻を温めながら、仰向けでおしゃぶりをくわえている姿…人に見られたらアウトだな。


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