ペットとか夫婦とか…

ずっと一緒にいると顔や性格が似てくるヒミツに迫った!

2008.01.17 THU

道の向こうから犬を連れたおばさんがやってくる。お、ブルドッグだ。次におばさんの顔を見ると…ブルドッグそっくりだ。

よくある光景ですよね。ペットと飼い主が似ている謎。似ているから飼うのか。飼ううちに似てくるのか。写真集『愛すれば、そっくり』(ワック出版)で、顔が似ている64組の犬と飼い主を撮った写真家の福田文昭さんに聞いてみた。

「犬は人間ほど表情が豊かではないので、飼い主の顔が犬に似てくるのでは。写真を撮っていてわかったんですが、一番似るのは目つき。犬と飼い主は目でコミュニケーションを取るからでしょう」(福田さん)

一方、『遺伝子が解く!万世一系のひみつ』(文藝春秋)などの著書で、動物行動学研究家の竹内久美子さんは言う。

「動物界には似たもの同士が惹かれ合う“アソータティヴ・メイティング”という現象があります。各個体が得意な繁殖戦略を持っており、たとえば人は顔や考え方、指の長さ、学業成績などがその表れ。自分と似た繁殖戦略を持つパートナーを選べば、手堅く子孫を残せるのです」(竹内さん)

面白いのはこのパートナー選択の際に“自分の顔”として認識しているのが鏡で見た自分の顔ではなく、生後間もない頃に身近にいた両親や兄弟の顔だということ。

「赤ん坊には、身近にいる家族の顔などから自分の顔を想定する遺伝プログラムがあります。そこでイメージされて刷り込まれた“親しみを持つ顔”がペットを選ぶ際にも適用されるのでは」(同)

ペットと飼い主、夫婦やカップル。長く連れ添ううちに顔や性格が似てくるヒミツがわかっていただけただろうか。なお、どうぶつ健保のアニコムが昨年11月に実施したアンケートによれば、「ペットが肥満だと思う」人の73%が「自身の体型や体重が気になる」と答えたとか。悪いところだけ似ることのないよう、気を付けたいものです…。


関連キーワード

注目記事ピックアップ

 

編集部ピックアップPR

ブレイクフォト